Apple M1 Chip 搭載機で動作しないオーディオデバイスを動かす方法
Apple M1 Chip 搭載の Big Sur ではドライバインストールが不可能であったりするなどして、動作しないオーディオインターフェイスがあります。
USB Class Compliant に対応した 2in/2out 系のオーディオインターフェイスは従来どおり使えることはドライバが必要ないから、動作確認が取れているものが多いですが、以下の手順でこれを回避できる可能性があります。
すべてのオーディオインターフェイスが成功する保証はありません。もちろん Big Sur 環境上でドライバが動作するという前提で、ドライバインストールを実行する手順をお教えします。
手順
1. システム環境設定
まず、「システム環境設定」から「セキュリティとプライバシー」を開き、左下の南京錠をクリックして、パスワードを入力して機能解除します。
そして、コンピュータをシャットダウンします。
2. 起動オプション
本体の Touch ID または電源ボタンを長押しして、起動システムを立ち上げます。(10 秒は長押し)
オプションをクリックして「続ける」をクリックしてメニューに入ります。
3.起動セキュリティユーティリティ
画面左上のメニューから「ユーティリティ」
そして「起動セキュリティユーティリティ」を選択しクリック。
4. セキュリティポリシー
「低セキュリティ」を選択して、下2つのチェックを入れて「OK」を押します。
パスワードの入力を求められるので入力します。
「OK」を押してポップアップが消えたら 1、2 分ほど処理が終了するまで待ちます。
処理が完了し、ポップアップが閉じたら左上の メニューから再起動してください。
5. 再起動後のセキュリティ設定
コンピュータが再起動したら、ドライバインストーラーを起動して、利用したい製品ドライバをインストールしてください。
その時、「システムの拡張はブロックされています」のようなポップアップが出ます。
そこに「セキュリティプライバシーを開く」のボタンがあるのでクリックします。
すると以下の画面が表示されます。
左下の南京錠をクリックしてパスワードを入力し、「許可」をクリックしてください。
上記のポップアップが表示されます。指示に従い、再起動してください。
完了
再起動後、デバイスをコンピュータと接続してみてください。動作するはずです。
もちろん Big Sur に対応しているドライバであることが前提です。
私の使用している Antelope Audio デバイスはすべて問題なく動作しています。