USB ストリーミングの問題点と解決策
ある、検証好きなデバッカーから1つの報告がありました。
彼は日本人ではないです。彼は私に 「USB ストリーミングで興味深い検証結果が得られた」と連絡をくれました。その内容が非常に素晴らしいものだったので、全てではありませんが、公開できうる範囲のお話をしたいと思います。
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Windows のデフォルトが最悪
Windows のデフォルトの外見と、パフォーマンス設定が最悪であると彼は言いました。
デフォルトの外見設定とパフォーマンス設定を見直しただけなのに USB のレコーディングに大きな違いが現れたそうです。USB アナライザが非常にクリーンな状態になったそうです。
USB アナライザってなんなんだろうね、通信データのエラー解析とかそんなレベルのことだと思う。
彼の言う USB アナライザはプロトコルアナライザのことだろう。つまりそのアナライザーがクリーンになったということは、エラーデータなどがほとんどなくなったと考えていいだろう。(詳しい話はここでは☓)
つまり、音質に影響を及ぼす。録音時には顕著に違いが出たそうだ。つまり Windows ユーザーが標準でパソコンを使っている限り、音質劣化が避けれないと言っていい。また USB ストリーミングで何かしら問題を抱えているユーザーはパフォーマンスが向上する恐れがある。外見設定とパフォーマンス設定を見直そう。
外見は テーマ から変更して クラシックスタイル に変更するのがいいと思われる。GUI のためにリソースを分けることはやめたほうがいいと言うことだ。
また Windows の標準設定に消費電力の設定があるが、それらの項目などをすべて OFF にしたり、USB のパフォーマンスを低下させる機能はすべて切るべきであるとのこと。
例えば USB セレクティブサスペンドを無効にするとか、デバイスマネージャーから USB の電源の管理の項目を OFF にするとかが必要のようです。
Windows を作っている Microsoft は上記ページで USB についての詳細な開発の手引きを公開している。ここでは USB のメカニズムについて解説しているが、USB の消費電力の制限項目についての解説がある。この USB の消費電力に関する制限項目が原因で USB ストリーミングは非常に劣悪な環境へ追いやられている。
Link Power Management
おそらく Windows ユーザーでこの機能について詳しい DTMer はほとんどいないと思う。USB ストリーミングでなんらかの問題、デバイス認識だったり、急なノイズ再生の諸悪の根源だそうだ。
正直、ここでメカニズムと U 遷移 について語っても仕方ないので詳細は Microsoft のページを読んでほしい。簡単に言うと消費電力の省エネ効率を上げる機構だと思ってくれればいいと思う。
この機能のおかげで USB ストリーミングに非常に劣悪な環境を提供しているようで、以下の手順をすることを強くおすすめする。
powercfg -attributes 2a737441-1930-4402-8d77-b2bebba308a3 d4e98f31-5ffe-4ce1-be31-1b38b384c009 -ATTRIB_HIDE
コマンドプロンプトを起動して上記コマンドを実行、その後、電源オプションから USB3 Link Power Management の項目を OFF にする。
USB ストリーミングでお悩みの方は実行すべし
Mac ユーザーも同様に消費電力に関する項目はすべて OFF にすることをおすすめする。