音楽制作における「Fact」(事実) を知ろう

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音楽制作における「Fact」(事実) を知ろう

音楽制作における「Fact」(事実) を知ろう 

最近スペースを開いて、たまにご質問に答えるようなことがありました。

世の中には情報が溢れていますが、いかにも、というような事実とは異なるお話がたくさんあります。

今回はそんな、音楽制作における、事実を語っていこうと思います。

マイクは高い製品のほうが良いですか?


まず、安いマイクを使っているから自分がより良い音楽制作ができない、という思考回路に至り、この質問をしてくる人が多い印象です。

正直に言いましょう。よくわからない AliExpress とかで売っている中国製の謎マイク以外、Sound House や Rock oN Company など、国内のちゃんとした販売店で売られているマイクに悪いマイクなどありません。

Amazon も知らん。そんなところでマイク買うな。としか言えません。

安かろうが高かろうが、ちゃんとしたメーカーの正規品であれば「悪いマイク」なぞ、この世に存在しません。

マイクは全てにおいて使用する用途や条件などが予め決められて設計、製造されています。もちろんオールマイティーに使えるマイクもありますが、基本は設計意図に沿って使うことが重要です。


高いマイクはなぜ高いのか

いい音がするから高いわけではありません。部品価格や製造コストがかかるから値段が高くなるのです。

もちろん値が張るマイクは総じて評価が良いマイクですが、事実としていい音とは限りません。ただし、一定の金額を超えた場合、この法則に当てはまらない場合があります。

マイクは構造や設計思想で音源に対する向き不向きがあります。例えば Kick 専用に設計されているマイクを歌に使うとか、ショットガンマイクを歌に使ってみるとか。まぁエンジニアによっては上手く活用できるとは思いますが、9割以上はそのレコーディング自体が失敗だと思います。

ただし、これはエンジニアリングにおいて、正解の場合があるので、完全には否定できません。設計思想や構造から向き不向きを判断しているだけにすぎません。人や音楽の方向性によっては Kick 専用マイクをボーカルに使うことが正解の場合もあるので、これらの話は非常にややこしくなります。

ただし、マイクのことを知り尽くしている人、以外は設計思想や構造に寄り添った使い方を心がけるのが、セオリーだと思います。素直にメーカーの指示に従ってほしい。ホント。説明書に Tips とか書いてあることあるから、従ってほしいです。

録音の場合、歌用に設計されているマイクだけを変えたところで正直録音の質が極端に上がるわけでありません。条件によっては録れる素材が悪くなることがあります。

理由はどちらかというとレコーディングする環境であったり、自分のマイクへ対する収録方法だったり、ノイズの混入や扱い方次第でいくらでも高いマイクだって悪い録音を生み出します。

プロが 100 万円するような Vintage マイクを使う理由は「最高の環境で最高の歌い手や演奏者のために使うもの」であって、自分のステップアップのために高いマイクを買う、というのは最初の手としては、どちらかと言うと悪手です。

また、安いマイクの録れ高を否定する人やエンジニアをよく散見致しますが、確かに言いたいことは分かりますが、安いマイクの音を (抜けが悪いとかシャキシャキとかオケ馴染みが悪いとか) 只々批判するエンジニアは三流以下なので無視しましょう。

もちろん色々言いたくなる気持ちは理解します。しかし、相手の環境は変えることは基本できないし、今までマイクのせいで云々の経験が個人的にありません。録音環境が劣悪だったとか、デジタルデータ上に不備があるとかの経験しかないので、マイク自体の音で苦労した経験は無いです。

確かに、高級マイクとは違う音が録れるでしょうが、あるエンジニアはマイクの違いは EQ の違いにしか聞こえないといっていた人もいるくらいなので、私の思う一流のエンジニアはどんな素材であっても上手くまとめ上げます。それだけのスキルも持っていることでしょう。

もちろん、ここでいう一流のエンジニアとは有名なエンジニアではなく、どんなレコーディング環境や音声素材であっても一定のレベルまで昇華できるエンジニアのことを指します。良い機材を使っている云々の話でもありません。


高いマイクを買う前にすることとは

レコーディング環境とモニター環境を見直しましょう。

僕は正直「部屋鳴り」とか歌で気にしたことないんですが、(もしかすると素材がいい人しかあたったことがない運がいい奴なだけかも) 部屋鳴りが気になる場合はダイナミックマイクをおすすめ致します。コンデンサーとダイナミックマイクでは結構質感が違う音が録れますが、どちらもいいマイクであることは間違いありません。


ダイナミックマイクを選んで見る

ダイナミックでも頑張ればそれなりに良い音に聞かせられるはずです。最近は iPhone 等のマイクで収録した音などをミックスで使う場合もある (ようです) が、問題は音ではなく、ちゃんと歌えているかだとは思います。最低限、録音の指示に従えば、マイクの種類は関係ありません。

ただし、トライアンドエラーが必要です。一発目から合格点を取れる音になることはまずありません。これはプロでもそうだと思います。プリプロを入念に行って歌い手に合うマイクを選ぶ制作もあります。ただ、良いマイクを選択するというのは実はエンジニアリングにおいて正解ではないのです。


コンデンサマイクを使ってみたい

もちろん、コンデンサマイクを使いたい人もいると思うので部屋鳴りが気になるのであれば、リハスタなどで録音することもありだと思います。自宅の普通の部屋で「いい音を録る」のは プロのエンジニアでも絶対無理 です。ある程度反響に対応する知識がある程度で、自宅で完璧なレコーディングなどできません。

ですから、布団かぶってレコーディングするとかありだとは思います。ただし、そのレコーディングに合わせた後処理が必要になります。物理的にしか回避できない問題に対処する場合は物理的に攻めるしかないのです。

なので、レコーディング環境によって後々負荷を掛けずに問題をデジタルで処理できる場合は、録れ高が悪くても問題がないのです。これは エンジニアの技量や経験によって、問題ではなくなる、という事実があります。

これは重要なことです。確かに一流スタジオでしっかり監視されたレコーディングと自宅のセルフレコーディングは違います。しかし、エンジニアのレベルによって問題である場合と無問題である場合が出てきます。

ただし、これはエンジニアからしたらセルフレコーディングの音源をある一定のレベルに昇華させるためには時間のかかる作業でかつ面倒で、30 点が 80 点くらいになることはあっても 100 点にはならないということです。

どうしてもデジタルでは対処が難しい問題にデジタルで対処するのではなくて、録りの段階で物理的に回避可能な問題に取り組み、その対処のせいで録れ高に問題が存在したとしても、デジタルで修復可能な問題だった場合、そのレコーディングは正解なのです。


いろいろな意見があるので個人の見解

最高のレコーディングができればそれはエンジニアにとっても最高ですが、デジタルやアナログ領域において、回避不可能な問題以外、(最低限のレコーディング知識やテイク選びが出来ている前提) 通常は問題にはなりえません。それがどんな録れ高であってもです。

技術力がないエンジニアの場合、問題になる場合もあるし、技術力があるエンジニアであれば問題は回避できる場合もあります。これは正直エンジニアによって異なります。ただし、個人的には最低限の録れ高を得ているレコーディングに問題はないはずです。

オケ馴染みが悪いとか、マイク自体が有する方向性によって音がギラつくとか抜けが悪いとか、プロの現場であったら、確かにエンジニアリング的に失敗しているとは思いますが、皆さんのように、機材の選択肢がないレコーディングにおいて、そんなの問題でも何でも有りません。回避できないんだから…

そりゃ、環境がよく、エンジニアがマイクを適切に楽曲や歌い手に対してチョイスできるのであれば、文句の一つや2つ垂れてもいいかもしませんが、選択肢が限られた状態のレコーディングに対して、文句を言うのは筋違いなのです。この考え方は難しいと思いますが、環境やデータのせいにしてはいけません。

選択肢が限られたレコーディングに対して、最初からアドバイスでき、たとえレコーディングに立ち会えなくても、もらった素材から 100% を引き出すのがエンジニアです。ただし、対処できる、技術があるエンジニアはそれなりにギャラが高いということを忘れてはいけません。

なので、もし、自身でレコーディングする機会が多い人はなるべく経験のあるエンジニアにレコーディング前から関わって頂き、エンジニアの言うことを素直に聞いて、それなりの対価を支払ってください。

また、モニター環境がよくなれば絶対に歌い方や演奏、レコーディングはうまくなります。一番の環境はモニター環境です。これはスピーカーを買えってことではありません。歌っている最中のモニター環境となります。

歌が上手く歌えない問題の大きな原因は歌うときのモニター環境にあります。これを話すと長くなるので割愛致します。


モニター環境

レコーディングと同じでスタジオなどの環境を整備できる人はスピーカーを購入すればいいのですが、そうではない人が大半です。ヘッドフォンを買いましょう。そして、ヘッドフォンを鳴らすためにはちゃんとしたインターフェイスも必要です。ただし、そんなに高額である必要はありません。詳しい話は以下のページで既に行っているため割愛させて頂きます。

個人的な見解を言うと、マイクをいいものに変えても入力や出力自体が貧弱の場合、マイクの良し悪しを発揮できない、ということに繋がりますので、マイクを変える前に、インターフェイスを変えるほうが、出費が少ないと思います。

ヘッドフォンはどれを選べばいいですか?


これは非常に難しい問題です。

これはある人からの受け売りですが、家電量販店で手に入るようなヘッドフォンは買うべきではない、という話を聞きました。これはヘッドフォンのコスト以上に、マーケティングにコストがかさんでいるため、できる限りヘッドフォンメーカーとして独立、確立しているメーカーのものを選択しろ、という話です。

これは紛れもない事実です。ただし、いいものをもっと高い値段で売る商法が現代では主流になりました。Apple の Airpods Pro Series もこれに習うように割と高額です。もちろん、ヘッドフォン (イヤフォン) も 3 万円クラスになれば、それなりにどのメーカーもいい音を鳴らします。

しかし、ヘッドフォンにお金をかけれない人が多いのは事実だと思います。なので、できるだけコストを抑えて、複数のヘッドフォンやイヤフォンを揃えるほうが建設的かと思います。

また、実際にプロが制作で利用するようなヘッドフォンで音楽を聞いている人は一握りで、お金を掛けれる人はちゃんとした再生機と高級ヘッドフォンを買うか、部屋をちゃんと改造してスピーカーで聞けばいい。

ここでは、安価で十分なモニター環境を得るための事実を語っています。


ヘッドフォンの音を良くするために

ヘッドフォンを鳴らすというのはヘッドフォンアンプの性能に左右されてしまいます。

残念なことにインターフェイスについているヘッドフォン端子というのはあくまで音が確認できればいい、くらいの設計になっている事が多く、10 万円以下のインターフェイスでは正直音の差なんてヘッドフォンで出ません。

ヘッドフォンでいい音を出したいのであればヘッドフォンアンプを増設するか、10 万円クラスやそれ以上のインターフェイス、またはヘッドフォン出力に力を入れている出力機を買うしか有りません。

ですから、これらに投資ができないのであれば、比較的安いヘッドフォンを複数台持ち寄ることが、コストとパフォーマンスの両立になると個人的には思います。


オープンエアー (開放型)

開放型は低価格でも十分に実用に耐えうる音質を現代では確保しています。

ただし、音漏れがするので、歌う時のモニターや、ただの視聴には向きません。

最近では 3,000 円クラスでも十分にプロ現場でも役に立つものが出ています。

心配な方は AKG の K240 Studio を購入しておけばいいと思います。

お金がある人は Beyer Dynamic などのヘッドフォンをおすすめ致します。


クローズド (密閉型)

これはすぐに Sony の MDR-CD900ST の話になると思いますが、価格が高いです。

どうしても Sony 製がいいと言うなら、MDR-7506 をおすすめ致します。値段がまだ安い。

私はこれらのヘッドフォンについて悪い印象はありません。ただし、現代の人がこのヘッドフォンたちを使って聞いているかと言われたら、違うでしょ? 通常皆さんスマフォで音聞いているでしょ?

イヤフォンでもいい場合、有線の Apple EarPods 2,000 円くらいのこの製品で十分です。

これでミックスを完結しろ、と言っているわけでは有りません。これらを歌のモニターに利用したり、ミックスでの別視点での確認方法として利用しろと言っているのです。

これらイヤフォンを利用したほうがマイク被りも少なくなりますし、割と歌うときにモニターとしては歌いやすい場合が多いのです。

もし、イヤフォンではなくヘッドフォンがいいという場合、フィット感、遮音性能が高いヘッドフォンを購入してください。重いヘッドフォンはおすすめ致しません。軽くて耳をすっぽり覆う装着感の良いヘッドフォンを選択してください。音は二の次でいいです。

もちろん予算があるのであれば Neumann のヘッドフォンなどをおすすめ致します。

アナログ機材がほしいのですがどれが良いと思いますか?


アナログ機材の範囲をおさらいします。

マイク … アナログ機器です。

スピーカー … アナログ機器です。

ヘッドフォン … アナログ機器です。

皆さんほぼ 100% 持っているでしょ? 持っているじゃないですか。新しいもの入りますか?

まぁ、これはただの事実の方便で、アナログ機材も「買ってみて使い方を研究するもの」で、お金に余裕があるなら、まずは買ってみて使い倒すことが大事ではあります。

しかし、ここでは事実を交えて、まずは無駄な出費を抑える考え方と上手な買い物ができるための方便を述べていこうかと思います。


アナログ機材に夢見すぎ

言っておきますが、アナログ機材を利用して破綻してしまったミックスを幾度となく聞いてきました。

あまり大きな声で言いたくはありませんが某スタジオのエンジニアの楽曲を聞いたとき戦慄しました。音がスッカスカのシャッキシャキ。たくさん有名な機材を有しているエンジニアの人のミックスでした。音の傾向的に「これはアナログで事故ってんな」って音でした。何度もアナログループさせたときの音でした。

また、アナログ機材を通してもらった素材を使ったミックスを何件か担当させていただきました。アナログ機材を通した音は全部ボツにしました。なぜなら音が良くないと感じた、歪みすぎて調整が聞かない、プロセス意図が全く理解できない等の理由からです。

ただ、闇雲にアナログ機材を使えばいいわけでは有りません。それなりの理由があって使わないと、ミックスで上手く行かない原因がアナログ機材を使っているから、なんてことになりかねません。ほんとに。

プロでも扱いが難しいアナログ機材を、ましてや私に必要ですか? とかどれを購入したらいいですか? 等、質問してくる人が十分に利用できるわけがありません。


好きなアナログ機材のプラグインを見つけよう

僕はエンジニアなので元々実機の存在を知っていたり、愛用しているエンジニアの話を聞いたり、または実機のデモしたりで、その後アナログ機材のモデリングプラグインを購入します。実機が良かったので釣られて買ってしまうことも多々あります。

しかし、実機を普段触れる機会のない人がアナログ機材の受け皿というか、入り口としてはアナログモデリングだと思います。

選び方は自由ですが、見た目で選んでもいいと思います。あと、まぁ、レコーディングに必要なのは コンプ と EQ とプリ なので、この 3 点に目を付けておきましょう。

これらの中から、プラグインで好きだと思う実機モデリング物をひたすら見つけましょう。残念ながらプラグインと実機は音が違うので、実機が好きになるかどうかはわかりませんが、コンプはレベル管理に有効ですし、EQ は掛け録りを覚えると後々楽になりますし、プリはなるべく S/N がいいものを選ぶとか、あります。


最近のインターフェイスはアナログいらず

ただし、30 万円クラスのインターフェイスでは いいプリ、いいコンプ、いい EQ を内部に備えた物があり、全てが揃ってしまう場合があるので、アナログに手を出すのはお金に余裕があるという前提です。買えない、買う必要がないのであれば無理する必要はありません。

ましてや、ITB がエンジニアの全盛期であるのに対して、そこまで Mix にアナログ機材は必要有りません。


現代にアナログが必要なのは録りの段階です。

もちろん、Mix にアナログが不必要とは言ってはいませんが、世界的に ITB は主流です。

ただし、レコーディング時にはアナログは大切だと私は思っています。

既にリアルタイム FX を実現している AAX DSP、UAD-2 DSP、FPGA FX、Apogee FX 等、アナログと似たような挙動をするデジタルエフェクトがありますが、これらはあくまでリアルタイムデジタルエフェクトです。

これらは確かに Mix 時にも利用できますが、リアルタイムデジタルエフェクトの真価は、リアルタイム性ですから、レコーディング時に本領発揮します。これらはアナログの代替テクノロジーであるので、無理してデジタルプロセスを利用するのではなく、アナログを導入のはプロセスの中で非常に意味のあるものとなるはずです。


もちろんミックスやマスタリングにもアナログは必要な場合もある

私個人の意見ですが、今まで見てきたエンジニアさんの仕事ぶりを見ると、どちらかと言うと必ずしも必要なものではなく、個人的なプロセスチェーンとして必要なもの、と捉えるほうが合理的だと思っています。自分の音はこのアナログ機材じゃないと出せないとか、そーいう部類の音です。

あと、プロに多いのはモニター側に EQ を挿している人とかが多い印象です。どっちかっていうと、アナログを積極的に使うというより、レコーディング時のモニタープロセスにアナログを使ったのでミックス時にもそれを通さないと音が変わっちゃうので、状態の保守のためにアナログ出ししている人は非常に多い。

また、サミングを重視する人もいるだろうし、トランスカラーやその機材が持つトーン、カラー、飽和感がほしいなど、正直、他人から見たらどうでもいいような使い方しか基本はしていません。(どうでもいいかは捉え方によりますが、基本他人のプロセスの本質なんて理解できない。)

また、アナログ機材は Insert Return が必須なので、必然的に高級ラインのインターフェイスが必須になります。DA/AD がある程度のラインを超えていない限り、個人的にはあまりアナログの出し入れをするより、プラグインのほうが結果いい場合のほうが多いような気がします。

アナログ機材は必要にかられて使うことが多いのですが、プラグインで十分な場合、プラグインで済ますエンジニアはかなり多いです。アナログを使うから音がいい、というのは間違いで、アナログ機材のこのプロセスがほしいから使うのであって、現代の制作において積極的に利用するものでは有りません。


必要な処理 (プロセス) をアナログ機材に求める

あくまで、アナログ機材の特定のプロセスが必要だからプロの人は使うのであって、闇雲にアナログ機材を使うエンジニアいません。

もちろん頭空っぽでアナログ機材に通す人もいるでしょうが、個人的に、他人に説得するための方便 として、アナログ機材にしか付与できない、プロセス (トーンやカラー等) が必要だから使うのであって、必ずしもアナログ機材が必要ではないということです。

そのために、まずは、アナログ機材への布石として、エミュレーションプラグインをしっかりと理解して、その違いを楽しむくらいの意気込みと金を捨てるか経費で落とす気持ちでアナログ機材を購入しましょう。

アナログ機材というは、本当にお金に余裕があり、なにより My new gear ドヤしたい人向けのもので、本当に必要である場合、その人はアナログ機材に投資できるだけの資金と制作の余裕があるということで、最初からはマジで必要ありません。

最初はアナログ機材を買う前にデジタルデータの音自体に慣れ親しんでください。ある一定のレベルになると、私に質問せずに、アナログ機材買うようになります。どうしたらいいですか? と質問して悩んでいる間は悩むだけで買わなくていいです。

私が持っているアナログ機材なんて、クロックとスタジオには常設していないようなマイクと好きな DI 3つだけですね。マイクプリなんてインターフェイス付属で十分だと思っているし、コンプや EQ 等は Parallel で I/O に入力しています。

そんな極端な人もいるので、アナログ機材というのは宗教の宗派の違いみたいなもんで、自分の制作おいて、雲泥の差が生まれるものでは有りません。

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  • 書いた人: Naruki
    レコーディング、ミキシングエンジニア
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